ラーメンと聞いて思い出すもの

僕がまだ小学校4年生の頃、夏休みになると決まって母は僕と妹を連れて新潟にある実家に帰省した。

母の母はとても元気なおばあちゃんで、僕と妹は新潟に行けばおばあちゃんの畑仕事を手伝った。

その間オヤジは東京で独り暮らしなのだが、どうやら毎回のように飲み屋のお姉ちゃん方と遊んでいたようだ。

そんなこともあり、時折母は僕ら兄弟を残して新潟に帰省することもあった。夫婦喧嘩というやつだ。

そんな時にオヤジは決まって僕らにラーメンを作る。

サッポロ一番しょうゆ味のらーめんだ。

「玉子いれるか?」と聞くと、僕らが返事をするのも待たずに沸き立った鍋に生卵を上から落とし、溶き卵にして完成させる。

「うめぇーかぁ?」と毎回聞かれるのだが、サッポロ一番しょうゆらーめんは水の量を大幅に間違えない限りまずくしようがない。

「うまいよ!」子供心に夫婦喧嘩中の親を気遣い、波風たつようなことは言わずに過ごした。

ただ、その時のオヤジに言いたい。僕は40になった今も大きなネギが嫌いだ。

残すと残念そうな顔をするから、なるべく食べてはいたが、煮えきれていない大きめのネギをいやいや口に放り込み、ジャギジャギ言わせながら噛んだ記憶は未だに覚えている。

らーめんは美味しかったけれど。pcmax 口コミ 評価